古田新太:佐原平蔵(浪人・槍の名手)
古田新太:佐原平蔵(浪人・槍の名手)役
アクション映画の最高傑作
人物
- 高校ではバンドを組みライブハウスに出演する傍ら演劇部に所属し、木下順二の戯曲「夕鶴」の与ひょう(よひょう)や別役実の作品に出演していた。
- お笑い好きであり、コントユニットを結成して活動していたこともある。
- 1984年、兵庫県立伊川谷高等学校卒業後、大阪芸術大学芸術学部舞台芸術学科ミュージカルコース入学。後に除籍処分を受ける。三年次から学費を払っていなかった為であるが、大学側の手違いで四年の授業にも滞りなく出席していたが、卒業間際に発覚して除籍となった。
- 在学中は秋浜悟史に師事し、「下手な演技力をどうごまかすか」などの実践に役立つ実習を受ける。
- 同年、「太陽族」という劇団に所属していたが、大学の先輩である渡辺いっけいに誘われて『劇団☆新感線』公演『宇宙防衛軍ヒデマロ』に出演。当時の新感線の公演には2000人近い集客があり儲かる、と渡辺に言われ一度だけの約束で参加したがいつの間にか所属俳優にされていた。が、渡辺と筧利夫が同時期に脱退してしまい集客が激減。当然まったく儲からず、後に古田は「渡辺いっけいに騙された」と笑い話にしている。しかし、この移籍がきっかけで現在の事務所に所属し、以後多くの作品に出演。現在でも新感線の看板俳優として活躍中。同時期に活躍していた俳優には筧利夫、羽野晶紀などがいる。なお、プライベートで不祥事を起こして劇団ビタミン大使ABCに所属したことがある。
- 関西学生演劇ブームに乗り、関西を中心にテレビ番組にも出演するようになる。読売テレビのコント番組『現代用語の基礎体力』(1989年)、『ムイミダス』(1990年)、『未確認飛行・ぶっとい』(1991年)などの深夜番組で、『劇団そとばこまち』の槍魔栗三助(現在の生瀬勝久)や羽野らとレギュラー出演して評判を呼ぶ。番組の成功とともに、古田自身もラジオ番組『オールナイトニッポン』のパーソナリティを務めるなど全国区に進出。『オールナイトニッポン』には長年担当していたビートたけしの後継として木曜1部に登場し、容赦ない下ネタと自身の大好きなハードロックをかけまくるプログラムで大きな支持を得た(特に下ネタの過激さは相当なもので、『オールナイトニッポン』放送開始から終了までにスタッフが始末書を書かなかった週は2回しかなかったとも言われる)。キャッチフレーズは「世界で一番偏差値が低いラジオ番組」であった。
- 大阪を中心に活動していた時代は、自他共に認めるほど無類の女好き・風俗好きとして有名で、舞台の一部と二部の間に風俗店に行ったとラジオで語っており、共演した女性役者には必ず手を出していたとの逸話もある。その中にあって唯一、相手にされなかった女優は羽野晶紀である。稽古場で古田の性交現場に遭遇した羽野に「見るだけ見たら帰れ」と古田が恫喝し、羽野を号泣させている。
- 舞台以外にもテレビドラマ、バラエティなどにも出演しており、タレント、声優、ラジオパーソナリティとしても活躍。また雑誌のコラムを手がけるなど、俳優の活動にこだわらず様々なジャンルで活躍している。
- アメリカのプロレス団体WWEのファンであり、テレビ出演の際にも色んなスーパースターのTシャツを着ていたり帽子を被っている。なお、着用するTシャツ・帽子などのグッズは全て私物である。
- 確固たるポリシーがあって、携帯電話は持っておらずアナログ人間の側面も持つ。
- 代表作の1つである『木更津キャッツアイ』でオジー役を演じているが、当時舞台の仕事があったため、どうしても途中降板する必要があった。そのために、脚本の宮藤官九郎にオジーを死亡させてほしいと志願し脚本が書き換えられ、結果的に前半のクライマックスシーンかつ『木更津キャッツアイ』の代表的シーンとなった。
- 無名時代は勝村政信の実家に度々泊まっていた。
- 連続ドラマでは1クールに二本のドラマに出ることが多い。
- 事務所の後輩の藤木直人と共演することが多い。
主な出演作品
映画
- 極道の妻たちシリーズ
- 極道の妻たち 赫い絆(1995年)- 後藤信治役
- 極道の妻たち 赤い殺意(1999年)- 水原大樹役
- トキワ荘の青春(1996年) – 森安直哉 役
- アトランタ・ブギ ATLANTA BOOGIE(1996年) – 松本役
- ジャンク・フード JUNK FOOD(1998年) – 横山役
- ホーホケキョとなりの山田くん (1999年、声の出演) – 暴走族役
- 郡上一揆 (2000年)
- ギブリーズ episode2(2002年、声の出演) – 奥ちゃん役
- 恋に唄えば♪(2002年)- 長老役
- 忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE(2002年) – 宇宙忍猿ヒザール(声) / 合体宇宙忍猿アシュラザール(声)役
- 魔界転生(2003年)
- 木更津キャッツアイシリーズ – オジー役
- 木更津キャッツアイ 日本シリーズ(2003年)
- 木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006年)
- 昭和歌謡大全集(2003年) – サカグチ役
- 解夏(2004年) – 清水博信役
- 恋人はスナイパー 劇場版(2004年) – 八雲九平役
- ゼブラーマン(2004年) – 焼き茄子屋の親父役
- HARD LUCK HERO(2003年)
- 逆境ナイン(2005年)
- クリスマス★クリスマス(2004年) – 杉沢ゲン役
- 真夜中の弥次さん喜多さん(2005年)
- ホールドアップダウン(2005年)- 前田役
- 東京ゾンビ(2005年) – 石原役
- 東京フレンズ The Movie(2006年) – 和田岳志役
- 花よりもなほ(2006年) – 貞四郎役
- 陽気なギャングが地球を回す(2006年) – 田中役
- カインの末裔(2007年) – 毛役
- 1303号室(2007年)
- サイドカーに犬(2007年) – 近藤誠役
- HERO(2007年) – 郷田秀次役
- 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS(2008年)
- カンフーくん(2008年)
- 小森生活向上クラブ(2008年) – 小森正一役 ※映画初主演
- 20世紀少年シリーズ – 春波夫役
- 20世紀少年 <第2章> 最後の希望(2009年)
- 20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗(2009年)
- シーサイドモーテル(2010年)- 太田勝俊役
- 十三人の刺客(2010年)
- 毎日かあさん(2011年) – ゴンゾ役
- 忍たま乱太郎(2011年) – 食堂のおばちゃん役